こんにちは。
今回は、膝の打撲についてお話をします。
膝は、生活のなかでよくぶつける部位のひとつです。
膝に、ぶつけた傷あとがある方も少なくないのではないでしょうか。
実は、膝の打撲には注意すべき点があります。
どのような点でしょうか?
膝以外に影響がでる、という点です。
膝以外の、どこに影響がでるのでしょうか?
股関節と骨盤なんです。
膝を打撲して、なぜ股関節と骨盤に影響がでるのでしょうか?
膝への打撲の衝撃力は、膝から太ももの骨に伝わります。
そして、太ももの骨から股関節に伝わるからなんですね。
その衝撃力が股関節に伝わると、股関節を痛めます。
さらに股関節に伝わった衝撃力は、骨盤にも伝わります。
その結果、骨盤の関節を痛めてしまいます。
例として、あしを滑らせて膝をついて転倒した場合、このようなことがおこります。
膝を打ったので、膝に内出血と打撲による痛みがおこります。
1週間ほどで、内出血と膝の痛みは引きました。
ところがそれ以降、体のバランスがとりづらくなったり、歩くときにあしが前に出づらくなったりしました。
また、腰を痛めた覚えはないのにもかかわらず、腰に鈍痛がおこるようになりました。
このように膝の打撲の傷は治っても、股関節や骨盤を痛めるとこのような症状が残ってしまいます。
膝を打ってから足腰の調子が悪くなる場合は、股関節や骨盤を痛めた可能性が高くなります。
この場合、膝以外に股関節と骨盤の状態を確認し痛めていれば整復することが症状の改善には重要となります。