こんにちは。
今回は、起床後すぐにおこる腰痛についてお話をします。
朝、起きてからぎっくり腰のような強い腰痛がおこる場合があります。
どういうときにおこるのでしょうか?
1、洗顔
2、靴下をはく
3、ものを拾う
4、重いものを持ち上げる
5、掃除機をかける
6、足の爪を切る
このような動作で腰痛がおこることがあります。
これらの動作で共通することがあります。
それは、何でしょうか?
骨盤の関節に、負担がかかるということです。
骨盤には人体で一番大きな仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節があります。
この関節がずれると、強い痛みをおこします。
なぜ、起床後におこりやすいのでしょうか?
起床後は、関節がゆるんでいるからなんです。
なぜ、起床後は関節がゆるむのでしょうか?
骨格の構造によるんです。
骨格は、約200個の骨によって構成されています。
基本的に縦に積まれた構造です。
そのため、日中活動しているときは重力によって関節は安定します。
ところが、就寝時に横になると重力の力が働かないので関節が緩むのです。
だるま落としは、縦に積まれていると安定しますよね。
ところが、横にするとバラバラになります。
ヒトの骨格は、じん帯や筋肉でつながっていますのでバラバラにはなりませんが重力の力が働かない
と緩みます。
朝と夜では、身長が違うことを知っていますか?
朝の方が高くなります。
これは、横になっている時間が長いので、関節が緩むことによって身長が伸びるのです。
関節が緩むということは、不安定になるということでもあります。
この状態で、腰に負担がかかると、骨盤にある仙腸関節がずれやすくなるのです。
起床後の動作によって腰が痛くなりやすいのは、骨盤の関節が緩んでいるからなんです。
起床してから、しばらくすると重力によって関節が安定していきます。
起床後は、関節が安定するまではなるべく腰に負担をかけないことが重要なんですね。
起床後すぐは、なるべく腰に負担がかからないように気をつけることが腰痛の予防になります。