こんにちは。
今回は、歩くときに左右のどちらかに進んでしまう原因についてお話をします。
歩くときは、通常ですと真っすぐ進みますよね。
ところが、歩いていると無意識に右方向に進んでしまう場合や、左方向に進んでしまうということが
あります。
原因は何でしょうか?
股関節に問題がある場合が、多くみられます。
60代女性のAさんの場合。
歩くときに、右方向に自然に進んでしまうのが気になっています。
股関節を確認すると、左右の股関節の動きが悪くなっています。
やはり、原因は股関節にありそうです。
次に、その場あしぶみで、股関節の動きを確認します。
膝の動きを確認すると、右の膝が真っすぐ前ではなくやや外側に動きます。
これは、股関節が外側に動いているということです。
Aさんの場合は、歩くときに右の股関節が外側に動くことが原因で右に進んでました。
そこで、骨盤+股関節の整復とともに、歩くときに右の膝をまっすぐ前にだすように意識をして頂き
ました。
その結果、歩いても右方向に進むことが改善され、ほとんどなくなりました。
80代女性のBさんの場合。
気がつくと右方向に進んでしまうことが気になっています。
股関節の動きを確認すると、動きが大きく制限されています。
股関節に問題があります。
次に、その場あしぶみで股関節の動きを確認します。
Bさんの場合は、左右とも股関節は正常に動いています。
次に、片足立ちをして頂きました。
すると、右足では問題がないのですが、左足での片足立ちはバランスを崩しやすいことがわかりまし
た。
左足で片足立ちをすると、右方向にバランスが崩れます。
これが、右方向に進んでしまう原因です。
左足で体重を支えると、右方向にバランスが崩れるため歩くと右方向に進んでしまうのです。
骨盤+股関節の整復と、左足の片足立ちでのバランスをとる練習をすることで、歩きが改善されまし
た。
このように、原因を解明して対策をとることが重要となります。
歩くことに何か問題を感じる場合は、必ずうまく歩けない原因があります。
ぜひ、原因を解明して歩き方を改善させる当院にご相談ください。